「デジタルサイネージを導入したいけど、実際いくらかかるの?」「高そうだし、うちには難しいかも…」と不安を感じていませんか?
本記事では、デジタルサイネージの価格相場や導入・運用コストの内訳、さらに費用対効果やコストを抑えるコツまで、やさしく丁寧に解説します。読み終わる頃には、デジタルサイネージ導入の道筋がはっきりと見えてくるはずです。
1.デジタルサイネージとは?その魅力と今注目される理由
デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイやLEDなどを用いて、画像・動画・テキストなどのデジタルコンテンツを表示する情報発信ツールです。
紙のポスターと違い、内容の変更や時間帯による切り替えが簡単にできるのが特長です。
リアルタイムで情報を発信できるほか、視覚的なインパクトが高く、視聴者の行動や反応を分析できる点も強み。
こうした特徴から、店舗の販促はもちろん、企業の受付、自治体の広報、防災情報の発信など幅広く活用されています。
実際、市場も急成長中。
2020年に519億円だった国内市場は、2025年には1,000億円を超えると予測されています。
今後さらに普及が進むことが期待されています。
2.気になる価格相場は?導入費用の目安と構成要素
導入費用は規模や構成により大きく変わりますが、主に以下のような内訳で構成されます。
ディスプレイ本体の価格
- 屋内用(32〜55インチ):10万〜80万円
- 屋外用(高輝度・防水防塵):50万〜300万円
屋内用は安価で導入しやすく、屋外用は直射日光でも視認性を保つため高輝度・耐候性が必要になり高額になります。
周辺機器・設置費用
- STB(コンテンツ再生機器):3万〜25万円
- スタンド・架台:2万〜20万円
- 設置工事費:10万〜15万円
- 記憶媒体(USB等):500円〜1万円
設置方法や構成によって追加機器の費用も変動します。
ソフトウェア・クラウド利用料
- CMS(コンテンツ管理システム):月額4,000円〜1万円
- コンテンツ制作費用:2万〜10万円以上(静止画〜動画)
- 保守・サポート:月額3,000円〜5,000円
運用コストの目安
- 電気代:約2,000円/月(42インチ想定)
- ネット回線使用料:既存回線なら追加なし、専用回線で4,000〜6,000円程度
初期導入費用は小規模で10〜50万円、中規模で50〜200万円、大規模なら200万円以上が目安です。
3.実際どうなの?導入事例で見る費用対効果
高額な印象のあるデジタルサイネージですが、実際に導入した企業では「費用以上の効果を得られた」との声も多数。以下のような事例があります。
大手企業の全社導入で業務効率化
ある大手素材メーカーでは、10拠点に44台のサイネージを導入し、社内広報を効率化。
紙の掲示物を廃止したことで印刷費・配布作業が不要になり、運用コストが大幅に削減されました。
導入から2年で投資回収できたとのことです。
スーパーで売上6倍!レシピ動画で顧客の心を掴む
スーパーマーケットでは、調味料売り場にサイネージを設置し、料理動画を配信。
商品紹介だけでなく“活用シーン”を伝えたことで、売上が前年比6倍に跳ね上がりました。
このように、うまく活用すれば売上や業務効率の面で大きな効果が期待できます。
4.価格帯別の製品選びと導入スタイルのポイント
費用対効果を最大化するには、予算に応じた適切な製品選びが重要です。
低価格帯(10万円未満)
- スタンドアロン型(USBでコンテンツ更新)
- 小型ディスプレイ(18〜32インチ)
- 小規模店舗や試験導入に最適
中価格帯(10万〜40万円)
- ネットワーク接続型+CMS管理
- 中型ディスプレイ(32〜55インチ)
- 店舗の本格運用、オフィスの社内広報におすすめ
高価格帯(50万円〜)
- 屋外対応・高輝度ディスプレイ
- タッチパネルやAI分析機能付きモデル
- 商業施設・駅構内・受付・ショールームに最適
導入目的や設置環境(屋内/屋外)に合わせて、必要なスペックを明確にすることが、無駄な出費を避けるコツです。
5.コストを抑えて導入する方法と失敗しないコツ
「費用は抑えたいけど、安かろう悪かろうは避けたい…」そんな方のために、効果的なコスト削減の方法をご紹介します。
初期費用を抑える方法
- 必要十分なスペックに絞って機種選定
- ネットワーク不要ならスタンドアロン型を選択
- レンタルやリースサービスの活用(7,000円台〜/月)
- 自社で設置可能な簡易スタンドや既存ネット回線を活用
運用費を抑える方法
- コンテンツ制作を内製化(CanvaやPowerPointで簡単編集)
- 無料テンプレートや素材を活用
- 稼働時間を調整(夜間はオフ/輝度を自動調整)
- クラウドCMSで一括管理し、人件費を削減
コストだけでなく、「設置目的を明確にすること」も成功の鍵。目的が曖昧なままだと、設置場所やコンテンツ戦略がブレてしまいます。
また、以下のような“導入失敗あるある”にも要注意です。
- 視認性の悪い場所に設置した
- ターゲットが明確でなく、内容が刺さらなかった
- コンテンツ更新が止まり、古い情報のまま放置された
こうした事態を避けるためにも、「誰に・何を・いつ届けたいのか」を事前に整理し、運用体制を整えておきましょう。
6.まとめ:デジタルサイネージは未来への投資です
ここまで、デジタルサイネージの価格相場や導入事例、製品選びのコツ、そしてコスト削減法まで一気にご紹介しました。
あらためてポイントを振り返ると…
- デジタルサイネージの導入費用は10万〜数百万円と幅広い
- 用途・規模に応じて最適な製品と運用方法を選ぶことが重要
- 小さく始めて効果を実感→段階的に拡張も可能
- 成功には明確な目的と継続的な運用体制の構築が不可欠
- 売上アップや業務効率化など、費用以上のリターンも期待できる
デジタルサイネージは、単なる“電子看板”ではありません。
お客様との新しい接点を作り、情報の届け方を変える“未来型ツール”です。
「そろそろ本格的に検討したい」「まずは試しに1台から始めてみたい」という方は、複数社の見積もりを比較したり、レンタルからスタートするのもおすすめです。
迷っている今がチャンスかもしれません。
未来の広報・販促戦略を見据えて、ぜひ一歩踏み出してみませんか?
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